さまざまなタイプのスターシード達
光の皆様こんにちは。
前回から大分日が経ってしまいましたけど、魂の来歴を整理してみるって意外と難しくて、考えをめぐらしておりました。
スピリチュアルでよく話題になる魂の来歴といえば、スターシードだと思います。これについては私の旧ブログの方で考察しておりますが、あらためて整理してみましょう。
スターシードを知らない方もいると思いますが、比較的最近、他の星々(恒星や惑星)や他の銀河から地球に来た魂のことを言います。ここで、「来た」というのは、地球人に転生した、という意味です。
ですので、スターシードは一見すると、ごく普通の地球人です。普通の両親の元に生まれ、普通に育ち、普通に地球人として暮らします。違うのは魂の来歴です。
もっとずっと以前、太古の昔、地球に人類種が誕生した頃からいる魂のことを、当サイトでは「生え抜きの地球人」と呼んでいます。
元をただせば、どんな地球人も他の星から来ているそうですが、地球における人類誕生は600万年〜700万年前だそうですから、その頃からいる人もいるんでしょうか・・。それとも、今の人類種と限定すると、もっと最近、20万年前くらい? 諸説あるようですが、ともあれずいぶん昔からいる人達で、この地球で転生を繰り返して現在にいたる人達ということになります。
それに対しスターシードは、最近、他の星や他の銀河系から、地球に転生してきた人達の総称です。最近といってもスパンは長いようですが。数千年前に転生した人もいれば、数百年前とか、もっと最近、数十年前とか。
しかしどんな魂も元から地球にいたのではなく、地球に転生してきたのだとしますと、誰もがスターシードということになりますが、違いがあります。
それは、地球に来た時期というだけではありません。スターシードは基本的には上位次元から来ています。
上位次元にはこの次元のような「時間」がなく、時間も座標です。つまり、空間的な位置と同じように時間もあることになります。3万年前も3千年前も3年前も、同時に存在していることになります。
ですのでスターシードは、"この時代の、この国の、この両親の元に生まれる”といった風に、時代や環境を選択して生まれてきます。
そして目的の違いによって、大別して2種類あり、概ねいずれかの目的で地球に転生しています。
一つは、地球人類の次元上昇を援助するためであり、
もう一つは学習です。
前者の役割を担うスターシードはワンダラー、またはパイオニア・スターシードなどと呼ばれます。ことにワンダラーと呼ばれる人達は、次元上昇をする局面にある惑星に赴いては援助する役割を持ったスターシードのことで、数々の惑星を渡り歩いていることからワンダラー(放浪者)と呼ばれます。
パイオニアスターシードと呼ばれる人達も、ワンダラーと概ね役割は同じと思われますが、集団的に地球に来るスターシード達の先遣隊のようです。
一般に、スターシードとは、このワンダラーとパイオニアスターシードのことを指します。
それに対し、近年、集団的に地球に転生している人達を、当サイトでは集団スターシードと呼んでいます。ある世代という塊でやってくるスターシードで、世代別にインディゴチルドレンとか、クリスタルチルドレン、レインボーチルドレン・・などと呼ばれます。この人達が、主として学習のために地球に来る人達です。
といっても、ご本人達は学習のためではあるんですが、アセンションにも貢献します。上位次元から来ているスターシードは、生まれつき一般的な地球人より波動が高いため、上昇する地球の波動に共振しやすいからです。
世代が新しいほど、波動が高い人達の集団となり、そうした人達が増えることで、地球のアセンションの可逆を防ぎます。いわば波動の楔のような働きをするわけです。
ワンダラーやパイオニアスターシードは、次元上昇の援助で来ているわけなので、目的は学習というより仕事です。
インディゴやクリスタルなどの集団スターシードが世代で分かれるので「新世代」などと呼ばれるのに対し、スターシードは原則、世代は関係がありません。
ことにワンダラーは、地球の歴史上、目的にかなういくつかの時代、いくつかの地域を選択して、要所要所に転生し、パイオニアスターシードよりも地球での経験が豊富のようです。
その転生の中でワンダラーは、かなり過酷な人生を送ることになります。彼らの仕事とは、地球の浄化だからです。それも単に周囲に光をばらまくというだけでなく、低い次元世界の荒い波動──これは上位次元から見ると暗黒波動などと呼ばれる黒い波動です──を、より精妙な波動、つまり光に変えることを、自らの器を使って、いわば体を張って行います。真っ黒になって仕事をする”波動の掃除人”が、ワンダラーの生き様です。
パイオニアスターシードも同様で、世代という塊としてやってくる集団的な人達に対し、常にその世代よりも高い波動の人が、先遣隊として先に来ているわけなので、周りに同類がいないのです。
なのでスターシードは、集団スターシードに比べ、相当に強靭な魂を持っていないと耐えられませんし、役割が果たせません。中には、この惑星の過酷な波動環境の中に埋没して、本来の目的を思い出せないまま終わるスターシードも少なくないのです。
こうしたことからスターシードは、他の惑星の人達を救済したいと志願する人の中から、選抜して任命されます。
集団スターシードは、その世代のかなりの部分を占め、その点ではワンダラーやパイオニアほど孤独でも過酷でもないものの、慣れない波動環境で辛さを感じる人も多いようです。
それにしても、上位次元の人達が、低い次元の地球に来て、何の学びがあるのだろうと思う人もいるかもですが──、
上位次元といっても、彼らが、はるか高位の次元から来ているというわけでもないし、彼らの元いた世界が何の不満もない世界だったというわけでもないようです。
確かに何でも望み通りになるし、未来が分かるから何の不安もない。争いもないし、平穏な世界です。
でも、「望み通りになる」ためには、「望み」を創造しないといけませんよね。
未来が分かるということは、右に行くと大丈夫で、左に行くと危険、とか分かってしまうのですから、選択肢が狭まります。ある意味つまんない世界なわけですね。選択肢を広げるためには、別の道──第三、第四の道を、自ら創造しないといけません。
少しくらい上の次元では、そのようなバラエティに富んだ創造はありませんし、人々の考えも概ね似ていますので、平穏ではあるのですが、閉塞感を覚える人達もいるようです。
地球では、さまざまな次元の人達が一同に会していて、自分たちより低い次元の人だけでなく、高い次元の人もいます。それが化学反応を起こしてさまざまな事態が生じています。その刺激に富んだ世界で、創造力(想像力)を育むことができます。
ですので、別に、低い次元の世界の方がよかった、ということではありません。自分たちが元々いた次元から、さらに上位の次元に行くための、スプリングボードとなるのです。
スターシードやワンダラーの話は、一つ二つの記事では語り尽くせないものです。また、生え抜きの地球人についての来歴も興味深いものです。さらに詳しい考察を、関連ブログの方で折りに触れて書いてきていますので、よければお読みになってみてください。
生え抜きの地球人と、スターシード、集団スターシードは、それぞれの魂の来歴と目的に従い、仕事であれ、学びであれ、数々の経験を通して、より上位の世界、より精妙な世界へと、昇華していくことになります。